健康寿命を伸ばすということ
皆さまは健康寿命という言葉をご存知でしょうか。
健康寿命とは、健康上問題なく過ごせる寿命のことです。
いくら長生きをしたといっても、身体も動かず、何も考えられず、ただ病気の苦痛に耐えながら生きる・・・というのは、とても健康的な状態とはいえないでしょう。
あまり深く話を掘り下げると、「生きるとは何か」「健康とは何か」という話になってしまいますが、そういう話はさておき、寿命を伸ばすことを考えるなら「健康寿命を伸ばす」ことを目標にしたいものですね。
というわけで、今回のコラムのテーマは健康寿命についてです。
健康寿命を伸ばすには
どうすれば健康寿命を伸ばすことができるのか。
これは難しい質問です。
「これをすれば伸びる!」とは簡単には言えません。
強いていうのであれば、普段の生活の積み重ねといえるでしょう。
ほどよく運動を行い、バランスの良い食事をとり、良い睡眠を取り、心身共に健やかに過ごす。
そうすることで健康寿命も自然と伸びていくものと考えられます。
そして、最も重要なことは病気にならないことです。特に大きな病気です。
そのためには普段から健康診断などを受けるようにすることも大切です。
健康診断というのは色々なことが分かります。
会社等の都合で毎年受けている方もいるでしょうが、受けていないなあという方は、毎年しっかりと受けるようにしましょう。
クオリティオブライフを考える
クオリティオブライフ。
生活の質、人生の質という言葉です。
たとえばあなたが大病にかかってしまったとします。
そのときはクオリティオブライフを重視することが、健康寿命と密接な関係にあるかもしれません。
もっともこれは人によって考え方が大きく異なると思います。
たとえば厳しい副作用のある薬を飲まなければいけない病気になってしまったとき。
その薬を飲み続けるか、それとも飲むのをやめるか?(もちろん医師の許可を得た上でですが)
こういった人生の判断はクオリティオブライフ、延いては健康寿命と絡む問題です。
生きるということは、どういう状態を指すのか。私たちは何をもって生きているといえるのか。
ただ、私はそのようなとき、きっと薬を飲み続けるほうを選ぶでしょう。
苦しくても、耐え抜いた先に救いがあると信じたいからです。
結局、何が言いたいのかというと、「健康寿命と寿命のどちらかを選ばなければならない」という選択を迫られることもあるということです。
そのようなときに、あなたはどういった判断をするでしょうか。難しい問題です。